顔に血痕を拭して、二人は牢舎から抜け出した。遠からず篝火(かがりび)は営所をぼんやりとして、ロッリーアは周囲的状況をコソコソに見入る。
兵士たちはずっと三五です。でもあの中の人々もう寝ていた。ただ少し見回り警備と正門で立る哨兵はまだ寝てない、多分別の仕事がありません。
チャンスだ。
この二人は何事もなかったようが、大手を振って正門の方へ平和な歩きている。だがこんな状況に初めて遭遇したロッリーアは体震えるを止まらない。兵士たちがぼろを発見されないために、彼女は必死に自分の恐怖を抑える。
もし敵方が発見されたら、自分はすぐ投降する。ロッリーアはそう思った。
でも残念。見回り衛兵でも正門で立る哨兵でも、皆全部問題が見えなかった。
彼女たちは馬を引っぱし、営所から抜け出した、その後すぐに馬を乗って、北方へ大駆けする。十五分ぐらい後、追手兵士が発見されない彼女たちはどんどん落ち着いた。二人は馬を降りた、そして道の側で休んた。
「リタとファオンは?」
自分が離れ時の後、彼たちは何を経歴した、ロッリーアは全く知らない。自分に助けて行動も援軍到着の後で始め、然しネロが順序を従れない。
「上日耳曼尼亜(ゲルマニア・スペリオル)へルフスに探し、援軍を呼べて」ネロは答える「さぁぁ、どうやって次は?」
「えぇぇ?私が決めてですか?」
ネロは「うむ」
「……で、ルフスはどんな人?頼りですか?」
誰も知ってないですから、ロッリーアは全く信頼する勇気がない。
「五年前、彼は執政官(コンスル)を務めた。その後はずっと上日耳曼尼亜(ゲルマニア・スペリオル)で軍務的責任を持つ」ネロはちょっと考える「三年前、ピソ事件にあったの時、彼も元老院との関係じゃない」
「でも、あれは三年前のことでしょう。同じ程度な忠誠は今も持って、陛下が確定しますか?」
ネロも知らず。
でも少しだけ、彼女は話す「余は信じてる」
「理由は?」
「ありないけど、信じている」ネロが随分に理の当然「彼に信じてなければ、反乱鎮圧を命令することも無理でしょう」
それも違いない……
「じゃ、私たちも上日耳曼尼亜(ゲルマニア・スペリオル)へ行きましょう」ロッリーアは決めた。
「ルフスに会う?」
「はい」ロッリーアは首を縦に振る「こんなの決定付けるは二つ理由がある。第一、君は彼を信用できる、ならば私たちが嘗試しみよう。成功らな安全だった。第二、リタとファオンがいない、私たちはただ二人がある。行き方を隠避することはもう簡単ですが、陛下を逃げた事実が発見されたら、叛軍はきっと貴方を捜す。これは間違いありませんのことです。この状況で、自分を守りでも帝都へ帰りでも、軍隊の護るがなければなりませんと思います。」
「でも、失敗ならば?」
「一番悪い結果はただ元老院で処刑、首斬るもかもしれません」
ロッリーアは結構平和です。
「卿(ソナタ)はどうしてこんな平和だよ!」
「だって、先は今一に死にました」
ロッリーアは自分の正体を話し決めた。
現在が一番良いチャンスかも知れません。
「安心しなさいよロッリーア、余は卿(ソナタ)が必死に護れ」
ネロは自信満々に、自分の胸を張る。
「じゃ、まず一つ事があなたに話せよ」
「うむ?」ネロは好奇心がある「何のことですか?」
「私に対して、どんな気持ち?本気が知りたい」
「本気か……何か言えないな……」
「まぁぁ、言えたいことは何でも言う」
「うむ……ロッリーアはすっごく素敵と成熟、矢張り神々から余を助けてミス・ライトではないか」
「……えっ?そうですか」
「当たり前でしょう」
「でも……私が……」
「うむ?」
「私実は……男だ」
「私実は……男だ」
静まり返る。
強い夜風は木の枝葉を戦ぎ戦ぎした、夏蝉が頑張り鳴きした。然しこの二人は声が何も聞こえません。
まるで、感づくない死人の様な。
ロッリーアは待っている。
まもなく到着する荒れ狂う風雨を待っている。
いいえ。
それより悪い状況かも知れません。
直接に死ぬことも可能性がある。
「……っえ?」ネロは両目を大きくみはる「えぇぇぇぇ!」
来た来た来た!
「本当なの?」ネロはロッリーアの手を握る。
ロッリーアは状況を理解できない。
誰か私は?
ここは何処?
何かあった?
予想中の強く風雨が?
なぜネロはまったく怒っていません?
その逆、嬉しいすげー。
いいや。
何処かに問題がある、絶対に。
「でも……」ネロは左見右見する「胸ありないですが、汝(ソナタ)の顔も声も五官も男の子にていない、そうして喉仏と髭もなし……」
それは多分薬物の作用ですが……
ロッリーアはそう思う。
「本当に男の子?」ネロは信じらないと見る。
「ちょっと見せてくれる?」
ロッリーアはこの態度でネロに困難であると知ってしりごみしりたい。然し彼女は直接に「いいよ」と答えた。
全然思いなかったな。
うん……
これはネロが持って問題か。それども全ローマ人通有的問題ですか。
ふざけるな!
ネロが同意したとしても、ロッリーアも彼女を見せてくれず。二十一世紀でいれば、絶対にセクハラ罪名成立だ、この行為が。
「……いやいや」ロッリーアは三舎を避ける。
「ロッリーアが余の啓明星(ブィーナス)であるね。神たちがロッリーアをくれた体は素敵なのに、なぜ余の見せてじゃ怖い?」
「えっと……だって……」ロッリーアはいっぱいに詰まるさま「東方人ですから。私たちの俗習中で、体は外人の前で展示することは駄目ですの」
「まるでアウグストゥスの思想よりも立ち後れているな、うむ」
ネロは強迫したくない。でも彼女はすぐに一つ問題が考えた「でもさぁぁ、なぜ汝(ソナタ)は『ロッリーア』で呼ぶ?」
「……なんどか、思わず口に出るかな」
そうして思わず口に出る名前が女性の形式である……
変だな。
然しネロの反応もおかしい。一般人的普通な反応が好奇じゃなく、怒りでしょうよね。
ロッリーアは理解できない。この前に自分を女の子と見なしていたら、彼女は可愛い女の子のみが好きと思いていた……
まさか、ネロはこの問題を気にしない?
だから、不人望の特別な存在の私、どこでネロに気にしているよ……
「ねぇぇ、教えてよ~」
ロッリーアの腕を揺れてべたつくする。
彼女は自分に甘えて女の子を断りできない。最後は本名がネロを教えた。
ロッリーアの本名は普通だ。名簿に入れば、ますぐになくなった。
でも漢語が聞こえなかったネロにとして……
「好きですよ、名前は」ネロはそう言った「発音は聞き良い、余は心の中で記す」
「聞き良い」で……
何か恥ずかしいな……
ロッリーアの顔はトマトになった。でも今が夜ですが、ネロは発見されない。
弱気的少女は彼女の注意をそらしたい。何を話し分からないですが、提案すると:
「矢張り歩きながら話す方がいいか、私たちは」
2023.02.18 20:08
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